2012年8月30日木曜日

誕生

出産前の慌ただしさで、しばらくブログの更新ができずにいましたが、

2012年8月28日、3864gの元気な男の子を無事出産いたしました。

名前は大地。

大地にしっかり根をはって、のびのびと育ってほしい。

大地の恵みをいっぱいいただいて、大きな花を咲かせてほしい。

そんな願いを込めて命名しました。

どうぞよろしくお願いします。

なお、春ぐらいまでは教室やイベントなどはお休みをさせていただく予定です。




2012年4月19日木曜日

和の薬膳教室

4月の和の薬膳教室は、朝早くから教室を飛び出し、裏山へGO!
たけのこ掘りからスタートです!

みんな子どもの頃に戻ったようにうきうき。

けっこう急な山の斜面も、堀り立てたけのこのためなら何のその。
根っからの食いしん坊集団です(笑)。
ナナ(うちのワンコ)もついていけないくらい〜。
けっこう根は深いし、土は固いし、スコップは重いし、大変なんだけど、みんなすごい!
あっという間に10個近い巨大たけのこを掘り上げました〜。大収穫!!

途中、寄り道をして、野生の三つ葉とふきもいただいちゃいました。


帰ってさっそくたけのこ尽くし料理です。
たけのこは、春の苦味の代表する食材。
体を強く冷やす寒性ですから、ほんとはたくさん食べ過ぎないほうがいいんだけど、今日は特別。
これだけたけのこを掘り上げたからには、たけのこ1つで五味を味わう料理を作りたいと思います。

メニューは
苦味+酸味 姫皮の梅肉和え
苦味+辛味 木の芽和え
苦味+鹹味 土佐煮
苦味+甘味 たけのこごはん
苦味    丸汁
プラスα  根みつばの辛子浸し
・       よもぎ団子



たけのこの昔ながらの定番料理を薬膳の視点でひもとくと、ほんとに五味が揃うメニューになります。
冷やさないようにちゃんと温性の食材と組み合わされていたり、苦味の相剋にあたる辛味の食材を合わせていたりします。たけのこに木の芽[辛味・温性]を合わせるのも、その代表的な例です。
ほんとに和食ってうまくできているな〜と改めて実感させられます。

2012年3月22日木曜日

和の薬膳教室

3月の和の薬膳教室は「春の苦味の薬膳」。

昔から「春は苦みを盛れ」といわれています。
苦味の食材は、冬の間に体内に溜まった老廃物や脂肪、毒素を排出する働きがあります。
また、春は陽の気の上昇とともに熱が上半身にこもりやすくなりますが、苦味の食材は、こうした熱を取り除き、春先の疲れやだるさを取り去ってくれるのです。


メニュー
●わけぎ、のびる、新わかめの春の酢みそ和え
切り干し大根とせり、からすのえんどうのごま和え
●うどのふきみそ添え
 山菜の厚揚げひりょうず
● ふきの青煮ごはん
カリフラワーとさやいんげんのみそ汁
●ふきくるみ味噌
はっさくゼリー


もう春の香りいっぱい!
旬を食べる喜び、幸せを、体と心でたっぷりと感じることができました。

この日は「体質・体調チェック」や、
毎回通ってくださっているR子さんによる「海藻の見分け方講義」も。

ここ葉山の海には、この時期、わかめやひじきやめかぶがた〜くさん打ち上げられているのです。でも、生の海藻って、何がなんだかよくわからなかったりするんですよね。
そこで、海に詳しいR子さんに教えていただいたのでした。
今日から海散歩がますます楽しくなりそうです!
ありがとう、R子さん。


2012年2月17日金曜日

和の薬膳教室

2月の「和の薬膳教室」は、少し早めに「ひな祭りの薬膳」にしました。


ひな祭りの伝統料理といえば、お寿司にはまぐりのお吸いもの、早わらびのあえものなど。
こうした祝膳に並ぶ伝統料理には、邪気を払い、春の訪れを祝って健康を招く、数々の知恵がつまっています。
ちょっと手間はかかりますが、この時期ならではの旬の味を楽しみたいと思います。


メニューは
五味のバランスちらし寿司
豆腐しんじょ
はまぐりと菜の花の酒蒸し
うどの葉山夏みかん和え
桜のかるかん
白酒


あ〜ん、この日の写真が消えてしまいました〜。ショック〜。
と思っていたら、後日、見つかりました。


伝統菓子かるかん。桜の塩漬けをトッピングして春色に。
かぁわいい!と、歓声があがる。
こちらは白酒。1年間熟成させたみりん粕で作成。
ふだんはお酒の飲めないダブルR子さんたちも、
「これは飲める!初めてお酒がおいしいと思った!」と大感激。
ちらし寿司が食卓に登場すると、それだけでハレの日に料理に。
具だくさんで一品で五味がそろいます。

2012年2月1日水曜日

白菜漬け&たくあん作りワークショップ

冬の漬け物の定番「白菜漬け」と「たくあん」。
どちらも自分で作れば保存料や着色料などは無添加。
ちゃんと乳酸発酵した本物の味を味わうことができます。

2月になって、ようやくワークショップを開催。
昨年12月から、どうもお天気が悪く、なかなか大根が干せなかったので、のびのびになってしまったのです。

こちらがおよそ2週間干した大根。甘みがぐっと増しているはず。

たくあんには、果物の皮をたっぷりと。砂糖の代わりに使い、自然な甘みを出します。

白菜も洗ってから一日、天日に干します。
こうすることで自然に水が切れ、甘みも増します。


みんなでせっせと漬け込み作業。
白菜漬けは約1週間で、たくあんは1ヶ月で乳酸発酵が進んで、おいしくいただけるようになります。
やっぱり冬はこの2つがなくっちゃね。



2012年1月19日木曜日

和の薬膳教室

1月の「和の薬膳教室」のテーマは「小正月の薬膳」。


小正月とは、正月の望の日(満月の日、旧暦1月15日)または、元日から115日までのこと。現在は新暦の1月15日に行われることも多いようです。

この日の朝は、小豆粥を食べる習慣がありました。古くは『土佐日記』や『枕草子』などにも、小正月に小豆粥を食べたことが記されています。

小豆は万病を排し、邪を払うといわれ、冬至や小正月などの節目の行事や節句で食べるのに最適です。
今月は、小豆粥の効果を高める解毒排泄の薬膳ごはんを作りたいと思います。





解毒・排泄によい食材]
豆類(小豆、大豆、黒豆など)、玄米、梅干し、雑穀、海藻類、発酵食品(みそ、酒粕、漬け物、納豆、甘酒など)、食物繊維の豊富なもの(乾物、ごぼう、こんにゃくなど)



メニュー
玄米小豆粥

●里芋の酒粕味噌和え
●豆腐のごまよごし
●かぶの香味漬け
切り干し大根とひじきのかき揚げ
金柑の甘露煮

も〜、小豆粥のおいしいこと!
体のすみずみに染みわたり、心も体も癒されるようでした。

金柑はおみやげに。
のどの痛いときや咳の出るときに1つつまむと、すっきりよくなります。