金柑がたわわに実って旬を迎えています。
金柑といえば甘露煮。
お正月のおせち料理にも、財宝の「金冠」を意味するものとして入れられますが、1、2月になってからのほうがたくさん出回るので、リーズナブルです。
一度にまとめて作っておけば、そのまま食べても、お湯で割って飲んでもいいし、焼き魚の付け合わせなどにもなります。
大根おろしを添えて甘酢をかければ先付けにもなるということを、辰巳浜子さんの本で教わりました。
薬膳的には、咳を止めて痰を切ってくれるのどの妙薬とされます。
空気が乾燥してのどの風邪をひきやすいこの時期には最適な食材です。
気のめぐりをよくする効果もあるので、イライラ、鬱々するときや気持ちが沈みがちなときに食べるのにもおすすめ。
金柑に穴を数カ所開け、ひたひたのはちみつを注いだだけの「金柑のはちみつ漬け」も、一緒に作っておくと便利です。
のどの痛いとき、咳が出るときなどにお湯で割ってうがいしたり、飲んだりすると効果的。1年以上、常温で保存できます。
2.土鍋またはホーロー鍋に金柑とひたひたの水を入れ、弱火でことこと煮る。煮汁から金柑が出るとシワが寄るので、水を足しながら煮る。
3.金柑が透き通ってきたら(ここでかじってみて、皮が苦いようなら一度水を替える)、はちみつを加え、とろみが出るまでさらに煮詰め、最後にちょろっと醤油をさす(入れたかどうかわからない程度のごく少量)。
◉金冠の甘露煮
【材料】
金柑作りやすい量、水ひたひた、はちみつ(金柑の7割程度)、醤油ごく少々
【作り方】
1.金柑はよく洗い、竹串で穴を数カ所開ける。種を取る場合は、へたがついていた部分を少し切って、竹串などで種を取り出す(種が気にならない場合はそのままでOK)。
2.土鍋またはホーロー鍋に金柑とひたひたの水を入れ、弱火でことこと煮る。煮汁から金柑が出るとシワが寄るので、水を足しながら煮る。
3.金柑が透き通ってきたら(ここでかじってみて、皮が苦いようなら一度水を替える)、はちみつを加え、とろみが出るまでさらに煮詰め、最後にちょろっと醤油をさす(入れたかどうかわからない程度のごく少量)。
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