12月の初めに、稲藁に包んだ干し柿。
↓こちらがそのときのもの。
そのままおくこと約2ヶ月。
↓こちらのように、白く粉を吹きました!
途中でいくつもつまみ食いしたので、残りはたったこれだけですが、白くなっているのわかります?
1月にはすでに白くなっているものがちらほらありましたが、ここ何日かの冷え込みでぐっと白くなったよう。
やっぱり粉をふくには寒さが必要のようです。
ではなぜ稲藁に包むといいのか。
はっきりとしたことは分かりませんが、おそらく稲藁の中に入れることで適度な湿度が保たれるため、気温がぐっと下がる時期まで、かぴかぴに乾燥することなく保存できるからではないかと思うのです。
ちなみにこの白い粉、実際は粉ではなく、柿霜(しそう)といって柿の糖分が表面ににじみ出て結晶化したものといわれます。
市販の干し柿のなかには、持つと手に白い粉がつくものがあるけれど、あれって柿の中から滲み出た糖分ではなくて、外から粉砂糖とかを添加しているものかと思われます。
だまされないようにしないとね。
この柿霜には粘膜を潤し、咳や痰を止める働きがあり、慢性気管支炎やぜんそくの予防に有効とされます。生柿は体を冷やすけれど、干し柿は胃腸を温めてくれるので冬に食べるのにぴったりです。
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