2011年10月17日月曜日

和の薬膳教室/実習編スタート!

これまで「和の薬膳講座」は、簡単な講座と食事会という内容でしたが、
今月から講義+実習コースが始まりました(10月はプレ開催)。

テーマは「秋の乾燥を潤すうるおいごはん」。


空気が乾燥する秋は、肺や気管支、のど、鼻などの呼吸器も乾燥しやすくなります。
呼吸器が乾燥すると粘膜が炎症を起こしたり、ウイルスや細菌が繁殖しやすくなり、咳や痰、ぜんそくなどの呼吸器のトラブルが多くなります。

こうした季節のトラブルを防ぐのが、秋の味覚です。
ぎんなん、栗、れんこん、落花生、梨、百合根、柿、かぶなどの秋に実りを迎える種実には、肺を潤し、乾燥によるさまざまな症状を治める薬効(潤肺)や、すべての体液を補充する薬効(生津・滋陰)のあるものが多く見られます。

今日はこうした食材を使って、一汁三菜ごはんを作りました。

メニューはこちらです。
・さといもと青菜のくるみごま和え
・きのこと菊花のみぞれ和え
・れんこんのおろし揚げ
・かぶのすり流し汁
・梨の薬膳コンポート
・胚芽米ごはん
・ぬか漬け各種

みんなで作ると、いろんな心や手が入って、いっそうおいしくなる気がします!

大根、かぶ、れんこん、梨、くるみ、里芋……。
こうした潤い効果のあるものが、
ちゃんとその季節に表れるって、すごいことだと思います。
季節の恵みに感謝!

和食はこうした季節の恵みを取り入れて、旬を味わうことを一番大切にしています。

昔ながらの素朴な和食が、いかにすばらしい知恵にあふれ、
どれほど体にいい健康食かっていうことを、
一人一人が感じ取ってくれたら嬉しいです。


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