今月も3回目の「和の薬膳・基礎編」のクラスが終了しました。
テーマは「秋の乾燥を防ぐうるおい薬膳」。
空気が乾燥する秋は、肺や気管支、のど、鼻などの呼吸器も乾燥しやすくなります。
呼吸器が乾燥すると粘膜が炎症を起こしたり、ウイルスや細菌が繁殖しやすくなり、咳や痰、ぜんそくなどの呼吸器のトラブルが多くなります。
中医学では、肺は大腸と密接な関係があり、さらに肺と大腸の状態を表す窓口となるのが皮膚です。そのため、秋は呼吸器とともに、大腸や肌にもトラブルが起こりやすいのです。
こうした季節のトラブルを防ぐのが、秋の味覚です。
ぎんなん、栗、れんこん、落花生、梨、百合根、柿、かぶなどの秋に実りを迎える種実や根には、肺を潤し、乾燥によるさまざまな症状を治める薬効(潤肺)や、体中の体液を補充する薬効(生津・滋陰)のあるものが多く見られます。
こうした食材を上手に食卓に取り入れて、秋の乾燥から身を守るのがこの時期の食養生法です。
というわけで、今月のメニューは、
・柿としめじのみぞれ和え
・里芋と小松菜のくるみ味噌
・生落花生ごはん
・かぶと豆腐のすり流し汁
・いちじくの白味噌コンポート
というメニューでした。
自画自賛ですが、今月もとってもいいバランスの組み合わせ。
おいしくいただきました!
ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。
0 件のコメント:
コメントを投稿