2014年11月26日水曜日

ヨガ薬膳vol.7

7回目となるヨガ&薬膳のイベント「薬膳とヨガと綺麗な体」が無事、終了しました。


今回のテーマは「アンチエイジング」でしたので、腎を補う食材たっぷりです。
メニューは
・椎茸と春菊のりんごみぞれ和え
・さといものクルミ味噌煮
・えび団子
・黒豆山芋ごはん
・カリフラワーの白味噌汁
・大学ごぼう

お料理の写真しかないのが残念ですが、今回もとっても賑やかで楽しいイベントになりました。

お越しくださったみなさま、どうもありがとうございました。

次回は1月28日(水)「大人向けのヨガ&薬膳」になります。
*お子さまと一緒ではないので、しっとりゆっくりお楽しみいただけます。



2014年11月21日金曜日

和の薬膳・症状編「便秘・下痢〜大腸のトラブルの薬膳」


和の薬膳・症状編の11月のテーマは、便秘や下痢などの大腸のトラブルでした。

中医学では、便秘は大元の原因によって、
(1)熱秘(腸内に過剰な熱がたまって起こる便秘)
(2)気秘(ストレスなどによる気の停滞による便秘)
(3)虚秘(エネルギーや血の不足による便秘)
(4)冷秘(冷えによる便秘)
の4つに分類します。

よくいわれる「食物繊維をとったりして便通を促す」というのは対処療法で(もちろんこれも大事)、便秘になる根本の原因を治すことが大切です。

というわけで、4つのタイプ別に、便秘に効果のあるメニューを考えました。


快便のナナちゃんですが、食べたそう〜。


メニューはこちら。
・白菜と春菊のみかん和え[熱秘・気秘タイプに]
・厚揚げと玉ねぎのおやき[気秘・冷秘タイプに]
・さつまいも饅頭のきのこ餡[気虚秘タイプに]
・百合根と梅干しのごはん[気秘タイプに]
・ピリ辛にら汁[冷秘・血虚秘タイプに]
・大学ごぼう[気虚秘・熱秘タイプに]

百合根のごはんは、ほっくほく。この時期ならではの味わいです。
みかん和えもシンプルな味付けですが、気がぐんぐんめぐっておすすめ〜。
さつまいも饅頭は、みんなが大好きな味わいですね。
大学ごぼうは、ごぼうのうま味が強くて、さつまいもバージョンよりも好きかも。

一方、下痢は「脾腎陽虚(脾と腎を温める力の弱い人)」「脾胃気虚(脾胃の働きの弱い人)」の体質の人がなりやすく、そのほか、「精神的ストレス」や「脂っこいもの、冷たいもの、甘いもの、辛いもの、アルコールの摂り過ぎなど」でも一時的な下痢を招きます。

下痢のときは、とにかく症状がおさまるまで無理して食べず、おさまってから消化の良いもの、温まるものから口にしていきます。


次回、1月の症状編のテーマは「アンチエイジング〜老化防止の薬膳」です。
(*12月はお休みです)

2014年11月17日月曜日

FM横浜

本日、17:36〜のFM横浜「神奈川お出かけグルメレポート」に出演しました。

4分〜6分ぐらいの番組の中で、昔ながらの道具を使って一品作ることに。

そこで、ほうろくとすり鉢とすりこぎを使って、ほうれん草の胡麻和えを作りました。

4分で終わるはずが、あっという間に6分超。

あ〜、生放送って難しいな〜。

詳細は、FM横浜のブログに載っておりますので、ぜひご覧になってみてください。
http://blog.fmyokohama.jp/gourmet/

2014年11月1日土曜日

米あめ作りワークショップ

先日、「米あめ作り」のワークショップを開催しました。

募集を開始してから、あっという間に満席になったので、それだけ砂糖を使うことに戸惑いを感じている人が多いようです。

まずは「米あめとは」というお話から、「砂糖と米あめの違い」「米あめのメリット」などの座学から。


そのあと、一晩発酵させた米あめの元を、みんなで大鍋3つで煮詰め作業。1時間ほどくつくつ煮込んで完成です。

よく「甘味料は何を使ったらいいですか」と質問をされますが、私は以下の順がいいかなと思っています。(本みりんはお酒に入るので除いて)

1.甘酒(発酵食品・体を温める性質・栄養価が高い・消化速度がゆっくり)
2.はちみつ(温性・栄養価が高い・消化速度がゆっくり)
3. 米あめ(温性・ミネラルを含む・厳選した原料で手作りできる)
4. てん菜糖(ミネラルを含む・無農薬のものがほぼ皆無)
5. 黒糖など精製度の低い砂糖(寒性・ミネラルを含む・重金属やアク成分などを含有しやすい)

1歳半ぐらいまでの子どもには、甘味料は使わないほうがいいと思いますが、2歳近くなってくると、だんだん大人が口にしている甘い匂いに興味を示すようになってきます。
そんなときは、甘酒や米あめぐらいの優しい甘味で対応できればと思います。

ただ米あめ(麦芽糖)も糖類としては砂糖と同じ二糖類。
体のなかで簡単に分解されて吸収されるので、ミネラルが多くて栄養価が高いとはいえ、過信して取りすぎないようにしないとね。