2014年9月19日金曜日

和の薬膳・症状別「美肌」

今月の「和の薬膳・症状別」のテーマは「美肌」。

中医学では、とくに肌と関係の深い臓腑は「肺・大腸」と考えます。

「肺」が乾燥したり熱を帯びたりすると、皮膚(中医学では皮毛という)も乾燥してシワができやすくなったり、つやがなくなったりします。

また「大腸」の働きが悪くなると、皮膚にもその影響が強く表れます。
腸内細菌が悪玉菌優勢になっていると、便秘がちになって毒素がたまります。毒素は腸管から再吸収されて血液を通して全身に運ばれ、皮膚に吹き出物や湿疹として表れるのです。




そこで今回は、
1.活血・補血食材
2.大腸活性化食材
3.補腎食材(腎の衰えは肌の老化につながります)
4.抗酸化食材
5.潤い食材と収斂食材(秋の乾燥や夏の汗のかきすぎによる毛穴の広がりを抑える)
を使って、メニューを考えました。

メニューはこちら。
ゆばとこんにゃくのごぼうみそ
・れんこんと白きくらげと落花生のぶどう和え
焼きなすの辛味ソース長芋おろし
かぼちゃはとむぎごはん
モロヘイヤ汁
西大后のくるみ汁粉

直前まで悩みに悩んだ献立でしたが、できあがってみるとなかなかの好評。

みんなで手作りしたゆばは、甘くてとろ〜りなめらかでついつまみたくなるおいしさだし、ごぼう味噌は、ごぼうの香りが引き立っていろいろ使い回したくなる味わい。

落花生のぶどう和えは、地味かな〜と思っていたけれど、「何とも絶妙な組み合わせ〜」「箸が止まらなくなる」と、大好評。

なすの辛味ソースは長芋がよく合って、これまた人気の一品。

そして、くるみ汁粉。これはもう、誰もが好きな味ですね。
くるみたっぷりでほんとに贅沢。

野菜や穀物だけですが、食べごたえ満点。
食後は何となく肌がしっとり潤ったような気がしたのは気のせいでしょうか?早すぎ?
でも、お通じは間違いなくいいはずです!

さて、来月の症状編(第3水曜と第3金曜)は、「呼吸器疾患〜咳・痰・ぜんそく」です。





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