2013年6月19日水曜日

梅しごと

お隣さんと我が家の庭の梅の木をもいで、今年も梅しごとです!
合わせてなんと16kg。

大ちゃん、生梅をかじらないでね〜。
ただ、と〜っても高い木の上のほうの実を、棒でつついて落としたので、
傷がついているものもたくさん。
傷ものの梅は梅酒と梅ジュースに。

我が家の梅酒は、黒糖焼酎と黒糖で、こっくり濃厚な味わいの梅酒になります。
3年ぐらいおいたものはほんとに芳醇な深い味わい。

梅ジュースは、1ヶ月ぐらいで飲むことができますが、
私は1年間かけて熟成させたものが好み。
途中でアルコール発酵するので、単なるジュースと違って、
1年後にはほんとにまろやかで、こちらも深みのあるおいしさです。

残りは、梅肉エキスと梅干しに。
そうそう、ぬか漬けにも青梅を投入して、カビ予防。
これで16キロの梅の仕込み完了です。

2013年5月31日金曜日

ママ&ベビーの和の薬膳

今日は初の試みで、「プレママ&ママとベビーの和の薬膳」を開催。
これまでも、お料理のお手伝いができるくらいの子どもと一緒の教室は何度かやっていますが、赤ちゃん連れは初めて。

赤ちゃんたち、おとなしくしていてくれるかなぁ、ぐずってママが何もできないってことにならなければいいなぁと心配していましたが、ほらこのとおり、まったく問題なし!


赤ちゃんたちはいつの間にかぐっすり。
一人が寝ると連動したように昼寝してくれました。
しかも、おんなじ大の字ポーズ。気持ちよさそうです。
この様子ならまたできるかな。

2013年5月18日土曜日

朝日新聞デジタル「葉山から、はじまる」

朝日新聞デジタルの連載「葉山からはじまる」で、
先週、今週と2度にわたって「和の薬膳」や「古家1681」のことなどを書いていただきました。
ぜひご覧になってみてください。
この連載には、おなじみの葉山逗子の面々も登場しています。
http://www.asahi.com/and_w/life/TKY201305090165.html
http://www.asahi.com/and_w/life/TKY201305160199.html

2013年5月17日金曜日

5月の和の薬膳・基礎編

4月から新たに始まった和の薬膳・基礎編。
第2金曜と第3金曜、それぞれの会で、なんとなく年齢層もフィーリングも合いそうなメンバーが集まるからほんとに不思議。

昨年1年間通ってくださったメンバーのみなさんとは「まったりぃず」なるチームを結成して、葉山芸術祭などに参加するようになりましたが、
今年のメンバーでも、そんなふうにいいチームワークができるといいなぁと思います。
年末には全メンバーを集めて、大忘年会なんかできたらいいなぁ。気が早いけど。


さて、5月の基礎編のテーマは、「生命力溢れる新芽や新豆を味わおう」。
メニューは、

・グリーンアスパラの揚げおろし
・新たまねぎの白煮
・木の芽田楽
・鯛そぼろの豆ごはん
・新ごぼう汁
・抹茶のブランマンジェ

グリーンアスパラ、新たまねぎ、木の芽、グリーンピース、新ごぼう、新茶、真鯛。
今回も生命力あふれる旬の食材たっぷりです。

私は豆ごはんが大好き!
緑鮮やかな甘〜いグリーンピースが食べられるのは、短い旬のこの時季だけ。
ぜひ缶詰でなく、さやつきの生のもので味わっていただきたいです。

美しい緑色と豆の甘さ、そして食感を残すために、
豆はごはんと一緒には炊き込みません。
豆だけ先に塩ゆでし、そのゆで汁でごはんを炊いて、蒸らしに入ったときに豆を加えます。
お米を炊いている間、豆が乾くとシワがよるので、残ったゆで汁につけておくのもコツですね。

今回はこの豆ごはんに、さらに鯛そぼろをのっけて。ダブルのお楽しみ。
この鯛そぼろ、とにかくおいしくって、みなさんに大好評でした!

新ごぼうのすまし汁も、新ごぼうのうまみがじんわりしみだして、滋味深い味わい。
冬のごぼうではアクが強すぎてこうはいかない。
これも初夏ならではの味わい。私の大好物の一つかな〜。

豆腐に木の芽味噌をたっぷり塗った木の芽田楽も、初夏の風物詩。
昔はこの季節になると、田楽売りの屋台が歩いていたそうです。

あ〜、書いているうちにまたまた食べたくなってきました。ではこのへんで。

2013年5月15日水曜日

和の薬膳・応用編

今日は和の薬膳・応用編「二十四節気の食養生」でした。

5月の二十四節気は立夏と小満。
「5月病」といわれるように、ストレスのたまりやすい時期。
「気」のめぐりをよくして、ストレスと関係の深い「肝」の働きを助ける旬の食材を中心に、メニューを考えました。

まず一品めは「よもぎ豆腐」。く〜、写真がない。
ごま豆腐に生のよもぎを加えて作りました。

ニ品目は「アスパラと新たまねぎの卯の花和え」

卯の花はうつぎの花。この時季に咲く初夏を代表する花です。
卯の花が咲いた頃に卯の花和えをいただく。なんて風流なのでしょう〜。

卯の花和えは、いつものおからの煮物ではなく、
パラパラになるまでおからを炒って、他の食材を和えたもの。
しめさばやいわしの酢漬けなどを和えることが多いのですが、
今回は旬のアスパラと甘酢に漬けた新たまねぎで。黒きくらげの食感もポイント。
これ、初夏には絶対おすすめです。

3品めは「新じゃがとそら豆の新茶炒め」
ちょうど八十八夜を迎えたばかり。新茶で炒めただけですが、うまいです!

ごはんは、新ごぼうとあさりのごはん」
汁ものは、「ひじきと梅干しのすまし汁」

新ごぼうの香りとうまみがいっぱいで、おかわりが止まらないごはんです!

甘味は、「白玉うぐいす和え」
うぐいす和えは、グリーンピースで和えたもののこと。
そら豆で和えると、ひばり和えになります。
春はうぐいすで、初夏はひばりって。
日本料理って、なんて風情があるのでしょう。
和食ってやっぱりいいなぁ。

2013年4月19日金曜日

和の薬膳 基礎編

本日は今月2回目の「和の薬膳教室 基礎編」でした。
当初は月に1回の予定でしたが、お問い合わせが多かったので、
月に2回、毎月第2・3(または第4)金曜に行なうことに。
本当にありがたいことです。

本日の座学のテーマは「食は医なり薬なり」
東洋医学の基礎理論を学ぶ前に、まずはいかに食が大切か、現代の食がどれほど問題が多いかについてお話させていただきました。

1年間、この講座に参加することで、みなさんの中に「食の基準」というものができあがるといいなと思っています。
どんな素材を選び、どんな調味料を使い、この季節にはどんな食べ方をすればいいのか。

その確固たる食の基準ができあがれば、体もちゃんとできあがる。
たとえ、ときどき基準からブレたりハメを外したとしても、ちゃんと戻ってこられるし、すぐに調整できる。
そんなふうになってほしいなと思います。

我が家の新しい家族、大ちゃんにも、3歳までにそんな食の基準を身につけさせたいと目論んでいます。

外野(おじいちゃんおばあちゃんたち)にあれこれ言われようとも、3歳までは「甘いもの(砂糖類)」「冷たいもの」は与えないようにするつもりです。できるかな?


写真は上品に盛っていますが、もっともりもり食べられます。

さて、話はそれましたが、本日の実習のテーマは「春は苦味を盛れ!」
メニューは
・たけのこの木の芽和え
・三つ葉と新わかめの柑橘和え
・桜鯛の道明寺蒸し桜の葉包み
・ふきの青煮ごはん
・新たまねぎのすり流し
・よもぎ白玉

たけのこ、三つ葉、桜の葉、ふき、よもぎと、旬の苦味の食材が勢揃いしました。
苦味は体を冷やすものが多いのですが、ちゃんと冷えないようになっています。

次回はいよいよ陰陽五行理論に入ります。楽しみです。

2013年4月17日水曜日

和の薬膳応用編「二十四節気の食養生」

産休を終えて、4月より再開した「和の薬膳」教室。
本日は、応用編の「二十四節気の食養生」クラスでした。
昨年、ほぼ1年ほど通ってくださったおなじみのメンバー。
また一緒に楽しく学んで、おいしいものを食べられるのがほんとに嬉しい!


本日は「清明・穀雨」の食養生。
晩春から初夏へと移り変わる、ちょうど土用の時季にあたります。

この時季は、春の間にフル活動した肝臓さんと
土用の時季に補いたい脾・胃を養う、
酸味と苦味と甘味の食材を中心にした献立になっています。

メニューは
和え物)ふきの白和え
(酢の物)浜防風と新たまねぎ、新わかめの浸し和え
(焼き物)たけのこの幽庵焼き
(揚げ物)浜防風の天ぷら
(椀物) 春かぶのしんじょ桜の葉包み
(ご飯物)三つ葉ごはん
(甘味) いちご大福

みずみずしい春の香りいっぱいのごはんになりました。
日本料理の高級食材といわれる浜防風は、葉山の砂浜を歩いていても見つけることができます(日本各地の砂浜で探せます)。
香り高く、茎のピンクが色鮮やかで、見た目にも春らしい美しい食材。
この季節になったら下を向いて探し歩くのも楽しみです。
ただし、来年のことも考えて、根こそぎ取らないように。