今月のテーマは「夏から秋への薬膳〜疲れた脾胃を補い秋の乾燥に備える」。
季節の変わり目は、気温や気圧、湿度などの急激な変化で体調を崩しやすく、五臓では脾胃が疲れやすいのが特徴です。
とくに夏の終わりは、冷たい飲食の積み重ねにより、脾胃への負担が大きくなります。
さらに、季節が秋へと進むにつれて空気が乾燥し、暑く乾いた空気を吸い込む肺や鼻、のど、気管支などの呼吸器が乾燥して、これら器官のトラブルが増えていきます。
こうした夏から秋への季節の変わり目にまず摂りたいのは、脾胃を補う旬の甘味の食材。同時に、津液を補う食材(滋陰・生津)や肺を潤す食材(潤肺)も組み合わせて、秋の乾燥に備えます。
メニューは、
・生ゆばのおくらがけ
・長芋のねぎ味噌焼き
・秋なすずんだ和え
・新さんまとまいたけの炊き込みごはん
・なめこ汁
・梨と白きくらげの薬膳コンポート
さんまは塩焼きだけじゃない!ごはんにしても絶品です。 |
ずんだ和えの緑がきれい! 枝豆となすの甘味とうまみがじんわり感じられて、やさしく沁み入るようなお味です。 |
梨は体を冷やすので、秋はコンポートにして薬味もたっぷりきかせて。汁まで美味! |
呼吸器や肌を潤す“うるうる”食材に、脾胃を補う食材がたっぷり!
今月もおいしくいただきました。
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