9月25日(日)秋分の日にあわせて、おはぎ作りのイベントを開催しました。
私の田舎では、おはぎは近所の人たち総出で、みんなで一緒に作るのが習慣でした。
実際に作ってみるとわかるけれど、本格的に作るにはかなりの時間も手間もかかります。
一人でやるのは本当に大変で、買ったほうが早い!と思ってしまうのも仕方のないこと。
でも、みんなで集まって作れば、面倒な作業も分担できるし、コミュニケーションの場も生まれ、わいわい賑やかに楽しみながら作れます。
この日本のすばらしい習慣を、もう一度復活させたいと思って企画しました。
今回は、近所の無農薬農家のおばあちゃんを招き、かまどで薪を炊いて、羽釜で小豆やお米を煮たりして作ります。
集まったのは総勢約40名。小さな子どもやお父さんたちも、たくさん参加してくださいました。
庭の釜場では、子どもやお父さんたち男子チームが大奮闘。子どもたちも薪切りに挑戦!
かまどの火を眺める、ほのぼのとしたいい光景。
大人にとっては懐かしいものだけど、子どもたちにとっては初めて見る光景なのですね。
「ここ日本じゃないみた〜い」と言っている子どもの言葉が印象的でした。
火守りも子どもたち。火の前から離れません!
家の中では、小豆練りチームがせっせと鍋をかき混ぜます。
前の晩と朝の2回に分けて、柔らかく茹でておいた3升分の小豆を、みんなで交代で練って行きます。
「あたちもやる!」と、小さな女の子も小豆練りに参加。
フツフツと沸騰した小豆が、突然弾けて飛んでくるので気をつけてね。「おはぎ用の小豆は、とにかく水気を飛ばして、固く固く練るのがポイント」とおばあちゃん。
水分がとんだ小豆はとにかく重くて、焦げないように底からかき混ぜるのは一苦労。最後は男性陣に活躍していただきました。
お米が炊きあがったら、飯台に移してすりこぎで搗きます。
この日はもち米9:うるち米1の割合で作りました。
前日から蒸しておいたものは、もち米100%。
一晩熱湯の中に浸けておくことで、水分を吸ってやわらかく仕上がります。
こちらは蒸し布のまま、力一杯押しもみして練り上げます。
おもちが搗きあがったら、みんなで丸めて仕上げます。
おばあちゃんの手元に、みんな注目!
あんこだけでなく、黒ごまときなこバージョンもあります。
好きなものを好きなだけ作っていただきます!
いや〜準備が大変でしたが、とっても楽しかったです!
そして、と〜ってもおいしかった! おもちが柔らかく、甘さもほどよくて絶品でした。
やっぱり自分たちで作るものは格別です。
昨日まで知らない人たちだったのに、みんなで力を合わせて、1つのことを完成させる!って、ほんとに素晴らしい達成感。一人で作っているときとはまた違う喜びがありました。
これが毎年の習慣になるといいなぁ。
来年もやるぞ!
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